中古バイクの高騰に思う

02オートバイ

中古バイクの高騰

 2022年現在、いわゆる「旧車」と呼ばれるバイクの値段がすごいことになってます。750RS(ZII)とか、CB750Fourなんかは、「あわわ万円」どころか、「やわわ万円」なんていう、とんでもない値段が付いているのもあります。気になって自分がかつて乗っていたバイクの現在価格(中古車販売価格)を、gooバイクで調べてみました。

スズキRG250ガンマ  45万円

 これは、発売当時の新車価格と同じですね。発売当時は初めての市販価格40万円台の250ccバイクだったと記憶しています。カタログ45馬力だったので、1馬力1万円。その昔に中古で手に入れたときは5万円、下取りに売ったときは3万円か2万円だった。一体どうなっているんでしょう。

ホンダCBX750F 70万円

 これまた、新車価格とほぼ同じ値段です。発売当時は698,000円の定価でした。相当の不人気車だったので見かけることもなかったし、中古で買ったときも10万円少々だったのに。びっくりです。

カワサキW650 90万円

 これは新車で購入しました。99年だったかな。60万円くらいで買えたと思います。もう20年以上前のバイクなのに、そしてW800という新車で買える後継モデルも売っているのに、なぜか高値で取引されています。インジェクションの800じゃなくてキャブレターの650が欲しいのか、キックアーム付きがいいのかわかりませんが高値です。

スズキRG80E 50万円

 いちばんビックリしたのがこのバイクです。中古で10万円くらいで買い、電装系の不調で乗らなくなっていたのを、欲しいという方に3,000円で譲りました。もし今売ったならば、「わらしべ長者」状態ですね。本当にどういうことでしょう!

ホンダCB750F 130万円

 ホンダCB系は基本的に高値なんですけど、車両により程度もいじり具合もバラバラ、年式もいろいろです。FBの比較的ノーマルに近いものがこの値段でした。うーん、この値段で買ったとしても、きちんと動かすための維持が大変そうです。私も苦労しましたから。ちなみに私が中古で入手したときは40万円で、別のバイク購入時の下取り価格が10万円程度だったように記憶しています。

カワサキ250TR 50万円

 割とまともな値段に思えますが、新車価格は30万円台後半だったと思います。これまた改造車になっているのが多く、ノーマルな車両は少ないのかもしれません。車検のない250で軽量な単気筒、街乗りにはこれで十分でしょうね。

ホンダNC700X 60万円

 これも新車で売っていた時の価格と変わらない。後継モデルのNC750Xが出ていますが、NC700Xよりも販売価格がだいぶ高くなっているせいなのかもしれません。旧型は走っているのをあまり見なくなりました。

カワサキZ250SL 35万円

 まともな値段はこれだけかもしれない。とはいうものの、これも新車価格に近い値段です。実は不人気車だからかもね・・・・。もう新車では買えないから、今からでも欲しい人は欲しいのかもしれません。

思うこと

 今時のバイクは排ガス規制対応やら安全対策やらで値段が高いし、デザインもオーソドックスなものが少ないので、昔のバイクに人気が集まるのかもしれませんが、ものには限度がありますよ。だって中古車ですから。作られてからだいぶ年月も経っているし、もちろん距離も走っているので、経年劣化や摩耗消耗が進んでいるはずです。製造中止になっているため消耗部品や外装・電装パーツも入手しににくくなっているので、古いバイクに乗るにはかなり勇気と根気とお金が要ると思います。もし35年以上経ったガンマに45万円も出すのならば、今新車で買えるニンジャやVストロームなどを買った方が幸せになれそうな気がします。

 果たしてこの高騰はいつまで続くのやら。異常なインフレは早く収まりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました