ホンダ CBX750Fの概要
時は1984年、レーサーレプリカが全盛を迎えようとする頃、オートバイメーカー各社のフラッグシップモデルとして空冷4気筒DOHC750ccがこぞって発表されました。CBX750Fはかの人気モデルCB750Fの後継として発表されたモデルです。しかし、ホンダにはすでにVF750Fという水冷V4エンジンを積むスポーツモデルがあり、CBXは正直なところ「ぱっとする」モデルではありませんでした。ライバルがGSX-R、GPZ-R、FZと進化するのにつれ、CBXもやがてCBRとなりその短い使命を終えることになります。しかしながら、空冷4気筒エンジンは次代CB750に時代を超えて引き継がれるのです。ああ、悲運の超マイナーモデル。
車両形式 | RC17 |
車体寸法 | 2140×1240×740 |
車両重量 | 215kg |
エンジン | 空冷4ストローク4気筒DOHC 747cc 77ps/6.5kgm |
時代を超えて走るCBX。なんといっても不人気車ゆえその値段の安かったこと。同じ店にあったCB750F-S56年式が18万円だったのに、CBXは高年式にもかかわらず11万5千円!!しばらく店で悩んだが、値段に負けてCBX750Fを買うことに。ちなみに別の店でCB750F最終型を42万円で売っていました。人気はないが走るぞCBX!!
いいところ
- 大きいけれど以外に軽い取り回し。アップハンドルと切れ角がGOOD。
- よくきく前後ブレーキ。
- さすがに77馬力は伊達じゃない。アクセル全開はためらう。
- 明るいデュアルヘッドライト。愛嬌のある顔。
- 当時750初の6速ミッション。6速に気づかなかった私。
- 前傾姿勢はきつくなく、ニーグリップも行いやすい。
- 油圧クラッチはとても楽。軽い軽い。
- 燃料計は便利。
悪いところ
- な、な、なんとシート下に小物入れがない。シートもはずれない。車検証はどこに入れるの?
- いまいち排気音がなさけない。「ひゅるひゅる」。750は「ぶぼぶぼっ」、といわんかね。
- 当時全盛フロント16インチは切れ込みが鋭すぎる。いまどき16インチのタイヤもない。
- 4000回転を過ぎるとビビリのような振動が出てくる。
- 左側ステップのねじがゆるむけど、めちゃくちゃ締めにくい。特殊な工具がいるのか?
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