キヤノン EOS20D

04カメラ

※この投稿は旧サイトからそのまま記事を移行したものであり、内容は作成当時のままです。ご容赦ください。

慌ただしかった04年も終わりにさしかかり、ほっと一息ついて中村市のキタムラまで出かけてみました。というのは、以前キヤノンEOS10Dが在庫処分で格安の値札が付いていたような気がしたからです。ついでにE-300も見に行こうか。しかし、なぜかお店から出るときには10DでもE-300でもなく、20Dの入った袋を持っていたのでした。

12月26日(日曜日)、午前の仕事を終え、そのまま中村市のキタムラへ向かう。そのまま店内左奥のデジタル一眼レフコーナーへまっしぐら。確か、この前まで10Dがあったはずなのに・・・ない。代わりに20D+17-85ISレンズ付きが展示されている。あれ?売れたのか?
仕方なく、店員さんにE-300(14-45付)を見せてもらうことに。

E-300の感想

  • E-300は決して小型ではない。幅は少なくともE-1より大きい。みかけより重く、中身が詰まっている感じ。
  • ファインダーは見やすい。3点だけどインポーズもついている。おまけにストロボ内蔵。
  • メインダイヤルは1個しかない。が、操作は1ボタン+ダイヤルで軽快にできる。
  • シャッター音がいい。E-1と同じ感じ。おまけに背面液晶もきれいで見やすい。
  • レンズも意外としっかりしている。
  • う-ん、これで90,000円もしないお値段か。

しばし悩む。
でも、Eシステムのボディばかりそろえても仕方ないので今回はパス。E-300の隣にはα-7Dや*istDsもあったが、ミノルタやペンタックスはレンズを持っていないので却下。D70とKissDもシグマのダブルズームセット10万円程度で売っていたけど、パス。

店員さんに聞いてみました。
わたし「キヤノン10Dの展示処分品ありましたよね?」
店員「県内の他の店舗から取り寄せ注文があり、そちらへ送りました。」
わたし「・・・・。」売れたのね。
店員「どうしてもというのでしたら、今ならまだ間に合いますが?」
わたし「(しばし思案)・・・参考までにこちらの20Dを見せてください。」
10D展示品は約13万円だったと思うし、今ある20Dはボディのみで169,000円。さほど差はない・・。どうせなら新モデルか・・。スイッチを入れるがつかない(電池がない)。隣のKissDのボディから電池を取って入れる。電源ON。おお、起動が速い!なぜかキヤノンはCFカードなしでもシャッターが下りるようだ。ついでにレスポンスもいい。でもシャッター音が「ガチャン」と情けない・・。どうしよう。
わたし「レンズ付き(17-85IS)だとE-300が3台、ボディだけでも2台買える値段ですね。」
店員「はははは・・そうですね。」
参考までに隣にあったシグマの12-24ズームをつけさせてもらう。さすが超広角、4隅が流れる異様な世界が広がる。
わたし「12-24つけたらいくらになります?」
店員「お待ちください。この値段です。」
って、それは目の前の値札を足し算しただけじゃないか!
わたし「もう少しなんとかなりません?」
店員「少々お待ちください。」店員しばし中座。
店員「ボディは値札のこのお値段が精一杯ですが、レンズは多少おやすくできます。」
しかし、電卓で示された価格は20万円をはるかに超えていたため、しばらく考えて
わたし「・・・20Dのボディーだけください。」
お買い物に要した時間は2時間近くになっており、店を出るときには、もしかして10Dがいつのまに20Dになっていました。

本日のお買い物
本体 キヤノンEOS20D
CFカード サンUltra2 512MB
ついにEOSデジタルを手にすることに!


EOS20Dの簡単なインプレです。

上部左側
モードダイヤルはイメージゾーン付き

上部右側
コマンドダイヤル以外の
ダイヤルはなく、パネルとボタンのみ
液晶はバックライト付き

ファインダーと背面
モニターにはカバーがつけられない
ファインダーは視度補正可能
シンプルなボタン
電源スイッチはボディ下

EOSの特徴サブコマンドダイヤル
新たにジョイスティック(?)状のものも装備

参考までに大きさ比べ

左 EOS7
右 EOS20D
フィルム不要な20DはL型に近いフォルム
持った感じはほぼ同じ。
20Dが少し重い気がする。

参考までにミラーの大きさ比べ

左 EOS20D
右 EOS7
デジタル用に作り直した20Dは小ぶり

特徴 :9点AF、5コマ/秒の連射、800万画素、そこそこ丈夫そうなボディ

いいところ

  • 電源オンで即撮影可能。スリープからの復帰も一瞬です。
  • (E-1と比べて)大きいファインダー。視度調整もできる。
  • AFが速い。AIサーボ+USMで動体撮影も可能。もちろんスーパーインポーズ付き。
  • 800万画素は伊達じゃない。女房の顔の小じわや荒れがくっきり写る(いやがる?)
  • 電池の持ちもいい。購入後500枚近く撮ったけどバッテリーはフル表示のままです。
  • 速いCFを使うと半無限連射が可能な高速レスポンス。画像再生も速い。メニューもわかりやすい。
  • 高感度(800,1600)に設定しても極端な画像の破綻はない(私的には充分使える範囲)。

あれ?と思うところ

  • 何でこんなところに電源スイッチがあるの?
  • アイピースカバーはあいかわらずゴム。使わないけどね。
  • シャッター音が「ガチャガチャ」。KissDの「ガタン」と同レベル。E-1の「パシャーン」とは大違いです。
  • 視線入力はいつになれば搭載されるのだろう。ついついAFフレームを睨んでしまう。。
  • ニコンD70でさえ背面液晶カバーがついているのに、つけられない構造はなぜ?
  • モードダイヤルにはロックがあったほうがいいと思うのは私だけ?
  • やっぱり素子へのゴミ付きが不安です。とくにうちの部屋はほこりっぽいので・・。

さすが一眼デジタルで長い歴史があるキヤノンです。20Dで総合的には完成の域に達したと言えるのではないでしょうか。E-1のボディ(ダストリダクション+防塵防滴)に20Dの中身が備わればいうことなしですけどね・・。
あと、キヤノンのいいレンズは高いので、安い単焦点かタムロン/シグマのそこそこのレンズをそろえないといけません。新たなレンズ地獄の始まりか?

20D+EF100USMマクロ
ISO200

20D+EF100USMマクロ
ISO200

20D+EF100USMマクロ
ISO100


EOSも良かったけど、いろいろ考えて少しでも値のあるうちに売却することにしました。その一つの理由が「映像素子へのゴミ付着」です。ゴミ問題は悩ましい。

20Dゴミサンプル

普通ここまで絞りませんが、28-300手持ちでF32まで絞ったときのゴミ。左側をみると黒い点がいっぱい!!(手ぶれはご勘弁)
これで初めてゴミを意識。

100マクロでF22まで絞ったとき。何じゃこりゃー状態。
まあ、F22まで絞ることはまずありませんが。

ブロアでふいても落ちない粘着性(油脂?)のゴミだったので、EEクリーナーとクリーニングペーパーで荒療治。それでも取れません(T_T)
F11で障子を撮影

再度清掃。やっぱり完全には取れません。
F11障子

ゴミゼロを実現したEシステムはえらいなあ・・試しに撮ってみましたが確認できず。すでに20,000枚近く撮影していますが、問題なし。

EOS20Dとタムロン28-300は、ズイコーデジタル11-22F2.8-3.5とアングルファインダーVA-1に姿を変えました。

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