建設部門:施工計画、施工設備及び積算
2-1-1
地下水位の高い地盤において、掘削深さが10mを超える大規模な土留め工事を施工する場合、土留め掘削に伴う周辺地盤の沈下・変位発生の原因を2つ挙げ、それぞれについて設計・施工上考慮すべき対策を述べよ。(1枚以内)
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2-1-2
公共工事における設計・施工一括発注方式の導入の背景について説明せよ。また、この方式のメリット及びデメリットを挙げ、それぞれについて述べよ。(1枚以内)
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2-1-3
建設工事において足場を使用して高所作業を行う場合に、墜落・転落災害を防止するため、足場の設置計画、足場の組み立て・解体作業、足場上での作業の各段階において留意すべき事項をあげ、それぞれについて述べよ。(1枚以内)
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2-1-4
日平均気温が4℃以下となることが予想される時期にコンクリートを施工するばあいにおいて、この施工環境下でのコンクリートの品質低下の要因について概説し、さらに施工計画上の留意点を3つ挙げ、それぞれについて述べよ。(1枚以内)
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2-2-1
社会インフラ整備が進み、重要な既設構造物と近接して構造物を施工するケースが増加している。軟弱地盤において、杭長20mの杭基礎を持つ既設高架橋に近接かつ並行して、盛土高7m、路面幅12mの道路用盛土を築造するに当たり、以下の問いに答えよ。
(1) 盛土施工により、既設高架橋に及ぼす影響を2つ挙げ、その内容について述べよ。
(2) それらの影響を防止するために、盛土と既設高架橋のそれぞれに対して行う対策工を挙げ、その内容と留意点を述べよ。(2枚以内)
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2-2-2
コンクリート構造物の施工において型枠及び支保工は、所定の位置及び形状寸法の構造物を得る上で必要・不可欠なものである。型枠及び支保工の設計・施工に当たり、以下の問いに答えよ。
(1) 高架橋の型枠及び支保工の設計に当たり、考慮すべき荷重について述べよ。
(2) 市街地の民家に隣接した工事用道路を使用して、道路と平行な桁下空頭7mのラーメン高架橋の柱上部・スラブのコンクリートを打設し終えた。今後、型枠及び支保工の取り外しを施工するに当たり、留意すべき事項を3つ挙げ、それぞれの内容について述べよ。(2枚以内)
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3-1
建設業は、大規模災害からの復旧や東京オリンピック・パラリンピックの開催準備等の事業を進めているところであるが、今後とも必要な社会資本を提供し、適切な維持更新の役割を担うため、なお一層国民の理解を得つつ、魅力ある産業として持続的に発展していくことが求められている。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)建設技術者として取り組むべきと考える社会資本整備の分野を2つ挙げ、その意義を記述せよ。
(2)(1)で挙げた社会資本整備の分野のうちの1つについて、取り組みを進めるに当たっての課題を2つ挙げ、それぞれの技術的対応策を記述せよ。
(3)(2)で記述した対応策の1つについて、それを実行する際、あなたのこれまでの経験やスキルを踏まえ、どのような役割を果たすことができるか具体的に記述せよ。(3枚以内)
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3-2
我が国の社会インフラは、高度経済成長期から1980年代にかけて集中的に整備され、今後、一斉に老朽化が進むことが懸念される。このため、社会インフラの長寿命化を目的とした維持管理・更新に当たっては、的確かつ効率的に取り組むことが重要である。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)社会インフラの維持管理・更新工事を実施する段階において、その実施を阻害する要因を幅広い視点から2つ挙げ、その内容を記述せよ。
(2)(1)で挙げた阻害する要因を排除・低減するために、それぞれの技術的対応策の内容を記述せよ。
(3)(2)で記述した対応策の1つについて、それを実行する際、あなたのこれまでの経験やスキルを踏まえ、どのような役割を果たすことができるか具体的に記述せよ。(3枚以内)
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