ホンダNC700Xの概要
2012年4月から長距離通勤をすることになり、しばらくは250TRで通っていましたが、軽さと非力さとタンクの小ささに悩まされました。で、結局は大きな車を買うことに。
いわゆるクロスオーバーと言うのか、今時で言うとアドベンチャーというのか、オンロードがメインのオフ車的な見た目のツアラーです。車高は高いけど、アップハンドルと立ちの強い乗車姿勢のため見通しがよく乗りやすいバイクです。エンジン特性も非常にマイルドで乗り手に優しい、燃料代はお財布にも優しい。1年少々の間、雨の日も風の日も長距離通勤に活躍しました。
しかし2015年10月、諸事情により「白騎士」へ売却。走行距離約21,000km。最後の長距離ライドは檮原~仁淀川沿い。しばらく大きなバイクとはお別れですね。
並列2気筒なのでスリムです。でもいざというときの加速はさすが大型車。
オフロード車のようですけど、オンロード車です。タイヤもオン専用。
メインスタンドはオプションのため、後から取り付けてもらいました。
シート後部のパニヤケースももちろんオプションです。
私の車はABSなしの標準車(MT車・・というのか?)です。
車両形式 | EBL-RC63 |
車体寸法 | 2210×1285×830 WB1540 |
車両重量 | 214kg |
エンジン | 水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 669cc 50ps/6.2kgm |
今時の二輪車はデジタルメーターが主流のようで、この車にいたってはタコメーターまでもデジタル。見やすいと言えば見やすいかも。前傾したエンジンは低重心化にも貢献。
通常燃料タンクのある場所にはメットインスペースがあります。ヘルメットを入れるだけでなく、ちょっとした荷物なら入ります。本当の燃料タンクはタンデムシート下にあります。この位置がいいのか悪いのかは、乗る人の使用形態によるかも。私は特に問題なし。
前後ディスクブレーキは今時はやりの「ギザギザ(ウェーブタイプ)」です。フロントは大径ですがシングルなのが残念。リヤは必要十分に効きます。
いいところ
- 割とスリム。背が高く重たいけど取り回しが楽です。重心が低いのがかなり効いています。
- スペック上のパワーはないけど、「ドコドコ感」があるし、ここ一発の加速はさすが大型車。
- 燃費がいい。35km/リットル以上走ります。大型二輪版エコカーですな。
- 乗車姿勢が楽。立ちの強いポジションのため視界も良い。
- さすがインジェクション。寒くても一発始動します。冬の通勤も大丈夫か?!(冬は無理です)
- 大型二輪だけど安い。下手すれば250ccのスクーターよりお買い得。
- 排気音も意外と「パルシー!」ドコドコドルドルいっています。
悪いところ
- パニヤケースをつけるのに、標準のグラブバーとかを外して専用部品をつけないといけない。この部品が割と高いのよね。
- タンクの容量が14リットル。もう少し入ってくれたらうれしかったかな。
- 大型車の宿命か、チェーンがよく伸びます。タイヤも面白いように減っていきます(>_<)。
- 外見オフ車のように思えるけど、実態はオンロード車。林道とかをガンガン走れる車ではありません。
- シートが滑る。おまけに長距離乗るとお尻が痛くなります。直立乗車姿勢車両の宿命か?
- ウインカーボタンとホーンボタンの配置が逆。慣れるまでは交差点でよくホーンをならしてしまいました。
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